能登半島地震に対して、何か当院ができることは無いかと考え
名古屋工業大学の北川教授(建築設計)が開発されたという、段ボール製のインスタントハウス約10戸分を
先日、寄付いたしました。
当院金曜日担当の峯先生と、東北大震災の際に、宮城県塩釜市まで一緒に復興支援に乗り込んだことがあります。具体的には、泥掻きと、託児所での子供たちの保育を行いました。震災後1-2週間経っていたと記憶していますが、車があちこちでひっくり、家はなぎ倒され、想像を絶する被災地の状況を目の当たりにしました。
今回も、一瞬現地に乗り込んで少しでも何か力になれることはないかと考えたのですが、学生の時と違い、いろいろ考えてしまって(当院の診療はどうなるか、私自身の家族のこと、もし向こうで被災したら・・・、赤十字とかから医師派遣されるだろうなど)、結局自らいくよりは、何か間接的にできることをしようと思いました。
これまた学生のとき、いつも旅行では、野宿をしていました。百均でアルミの毛布を買ったり、寝袋を買ったり、いろいろ試行錯誤したのですが、結局一番暖かったのは、コンビニでもらった段ボールでした。段ボールを1枚、2枚地面に敷くだけで普通に寝れるほど、保温性よく、またクッション性もあり、また掛布団に段ボールをすると、雨風も防げて、すごいなあと経験しました。
ちょうどWebニュースで、震災翌日にレンタカーを借りて段ボールハウスを被災地に運んだ北川先生という方がいると知り、連絡をとったところ、1戸1万円でできるとのことで、寄付をすることにしたという経緯です。
<中日新聞2024年1月6日記事 https://www.chunichi.co.jp/article/833358>
まだまだ余震や寒い環境が続きます。一刻も早く事態が改善することを心からお祈り申し上げます。