パーキンソン病の新しい治療「ヴィアレブ持続皮下注」


以前、パーキンソン病の新しい治療として、LCIGやDBS治療をご紹介しました。

今回は、最新の治療である、ヴィアレブについてご紹介します。

これもLCIGと同様、体が勝手に動いてしまうジスキネジアや、動きが悪くなるウェアリングオフ症状に効果があります。

おなかの皮に非常に細い針を1㎝程度刺し、そこに小さな機械をつなげて、レボドパ製剤を持続的に注射するというやり方です。

LCIGは、おなかに小さいですが穴をあけたり、結構手間がかかります。それに対して、ヴィアレブはただの注射ですので、比較的手間は少ないです。

針は1度させば最大で3日間使用できます。お風呂にはいっても構いません。

ジスキネジアやウェアリングオフで困っておられる方、起床時に無動で困っておられる方など、適応がありましたらヴィアレブを勧めさせていただきます。現在のところ、導入は病院でしかできないので、その際にはまた適切な基幹病院へご紹介させていただきます。


PAGE TOP