【第1回】動ける認知症の時期が、実はいちばん難しい


ご無沙汰しております、中尾です。気を抜くと更新が滞ってしまいます・・・。

何か発信できそうなネタがないか考えていたら、最近方針決定が結構悩ましいケースがつづいたので、それをもとに

記事を考えてみました。何回かにわけて連載します。科学的な話ではなく、完全に個人的な経験に基づく話です。

― 在宅医療の現場から感じること ―

認知症の患者さんを診ていると、よく感じることがあります。

多くの方が想像するのは
「寝たきりの認知症」です。

しかし実際には、

まだ歩ける認知症の時期が、いちばん難しいことが多い
と感じています。

この時期には

  • 夜間の徘徊
  • 幻覚や妄想
  • 介護拒否
  • 転倒

などが起こりやすく、ご家族の負担がとても大きくなります。

一方で医療の側から見ると、この段階は

病院もなかなか受け入れが難しい

という現実があります。

まだ歩けるため療養型病院には入りにくく、
精神症状が強くないと精神科病院も難しいことがあります。

しかし自宅での介護はとても大変。

この「病院にも行きにくい、家でも大変」という狭間で
ご家族が悩むケースは少なくありません。

在宅医療では、このような患者さんを
ご自宅で診療することがあります。

定期的な訪問や24時間対応などを通して、
ご家族が少しでも安心して介護できるように支えていきます。

しかし、在宅医療でもすべてがうまくいくわけではありません。

次回は、
在宅医療で診られるかどうかは何で決まるのか
について書いてみたいと思います。


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