ご無沙汰しております、中尾です。気を抜くと更新が滞ってしまいます・・・。
何か発信できそうなネタがないか考えていたら、最近方針決定が結構悩ましいケースがつづいたので、それをもとに
記事を考えてみました。何回かにわけて連載します。科学的な話ではなく、完全に個人的な経験に基づく話です。
― 在宅医療の現場から感じること ―
認知症の患者さんを診ていると、よく感じることがあります。
多くの方が想像するのは
「寝たきりの認知症」です。
しかし実際には、
まだ歩ける認知症の時期が、いちばん難しいことが多い
と感じています。
この時期には
- 夜間の徘徊
- 幻覚や妄想
- 介護拒否
- 転倒
などが起こりやすく、ご家族の負担がとても大きくなります。
一方で医療の側から見ると、この段階は
病院もなかなか受け入れが難しい
という現実があります。
まだ歩けるため療養型病院には入りにくく、
精神症状が強くないと精神科病院も難しいことがあります。
しかし自宅での介護はとても大変。
この「病院にも行きにくい、家でも大変」という狭間で
ご家族が悩むケースは少なくありません。
在宅医療では、このような患者さんを
ご自宅で診療することがあります。
定期的な訪問や24時間対応などを通して、
ご家族が少しでも安心して介護できるように支えていきます。
しかし、在宅医療でもすべてがうまくいくわけではありません。
次回は、
在宅医療で診られるかどうかは何で決まるのか
について書いてみたいと思います。
